しばらくぶりにインドの政策についてネットで調べてみた。
以前の知識では、インドでは、各省の上位に位置する計画委員会が権限を持ち、1951年から5年ごとに五カ年計画を策定し、いわばトップダウンで政策の方針を示していた。これを探したところ、2012年~2017年の第12次五カ年計画が最後で、それ以降は作られていなかった。
計画委員会も廃止され、それに代わって設立されたNITI Aayogという権限のない政策提言機関による、2017年~2020年の3年間のアクションプランが策定されていた。これは5カ年計画を引き継ぐものではなく、トップダウンから、各州からのボトムアップによる政策策定に代えるとのこと。
もともと五カ年計画は、社会主義的な政策運営の考え方の中で引き継がれてきたもの。インドでは、ITや教育、医療など、既に世界的に高いレベルのものも多い。
そう言えば1月にデリーに行った時に、7~8年前は軽自動車ばかりだったのが、普通車ばかりになっていて驚いた。貧困を克服し、大国としての道を歩みだしたような気がする。
